たまに「友達はいらない」と言う人がいますが、一体どんな理由と心理でそのように言っているのか、けっこう気になっている人は少なくないのではないでしょうか。

世間一般的には友達が多い方が楽しい人生を送っているかのように思われているところがありますからね。

ただ、「友達はいらない」という言う人にも様々なタイプがあり、実は意味合いが全く違っていたりします。

そこで本記事では、友達がいらないと言う人の特徴的な理由と心理をいくつか挙げましたのでご参考ください。

 

友達がいらないと言う男性の特徴的な理由と心理

寂しいけど見栄を張っている

本当は友達が欲しいけど、なかなか作れない現状を素直に言えば見下される、可愛いと感じられてしまうことを恐れて強がっている心理です。

男性は女性に比べてもプライドが高く、下に見られることに苦手意識を感じている方が多いです。

また、このような方はいざ誰かを目の前にした時、本来の自分を出せず、緊張のまま終わってしまう状況もしばしば見受けられます。

 

友達がいなくても一人の楽しみ方を知っている

わざわざ大人数でつるむより、一人の楽しさを十分に熟知しているために、友達がいらないと考えているタイプです。

また、一人行動を行うことに何の抵抗も感じません。むしろ一人でいた方が自由に動けるというように、利点を既に見出している方でもあります。

誰かといるより、一人の方が楽しいという気持ちが勝れば、自然とそのような価値観が生まれます。周りの目をあまり気にしたことがなく「一人〇〇」というように、様々な場所に繰り出すアクティブ性が見られる方もいるほどです。

何か言われても言わせておけというように、メンタル面も強いです。

 

比べられるのが嫌だから

友達がいれば学歴、仕事先、恋人といった具合で様々な面での比較対象となってしまう為、ストレスを強く感じることがあります。

友達の方が上だと実感すれば、「自分はなんてダメなやつなんだ」というように、落ち込む材料へと変わってしまうでしょう。

このような心理的理由で友達がいらないと言っている方は、得てして自信が無く、人の目を気にしやすい傾向が見られます。自分が常に優位に立っていたいという願望も持ち合わせており、自分より下の人と一緒にいることで安心感を得ます。

ですが人は変化が伴う生き物なので、ずっとその場にいるということは不可能です。そのため自分より下だと思ったからこそ友達になった人に、追い抜かされてしまうことも考えられます。

そのような最悪の事態に常にビクビクしているくらいなら、最初から一人でいた方が楽だと感じているのです。

 

馴れ合うのが苦手

なあなあに遊んだり、人と関わることが苦手で、その時間があれば他のことに当てたいという心理を抱いている方です。人によっては過剰な気持ち悪さを覚える方もいるほどです。

何が楽しくて馴れ合うんだろうと、人と関わり合う場面を、冷めた目で見ていることもあります。

また相手の突拍子もない行動に、上手く対応することが出来ない方にも多いです。このような方は、得てしてノリが悪い人・アドリブが利かない人、酷い場合コミュ障というレッテルを貼られて傷付けられることもあります。

かと言って人付き合いが下手な陰キャ同士でいても何だか虚しい、という気持ちになってしまいます。

それなら、むしろ友達がいない方が良いと思うのです。

 

頼りにされたくない

優しい性格ゆえに「〇〇やって」「教えて」というように頼りにされる場面が多く、それらの一連を重荷に感じているタイプです。

丸投げにされるのが嫌なのですが、かと言って「自分でやって欲しい」という気持ちも正直に言うことが出来ません。

なら友達は最初からいない方が良いと、自分自身で壁を作ってしまうのです。優しくて繊細、相手を傷つけてしまう為、強く主張出来ない特徴を抱えている方です。

 

友達がいらないと言う女性の特徴的な理由と心理

上辺だけの付き合い、信用出来ないから

これは「どうせ友達が出来てもすぐ関係が終わり、離れて行く」と思い込んでいることで、友達がいらないと言っているタイプになります。

このタイプの方は、今までの人生の中でも似たような経験をした過去があり、その都度そう感じてきました。何度か友達を作っても同じだと深く実感した末に、このようなことを考えます。

結局、何らかの理由により信頼を築くことができず、浅い関係でしかいられないのです。

友達を作るとまたそんな寂しい思いをしなければならないので、それならむしろ最初から友達はいらないと考えているのです。

 

相手の心を深読みしてしまう

これは「すごい」「そうなんだ〜」と相槌の裏の気持ちを察したくないという理由で、友達がいらないと言っているタイプになります。

女性は第六感に優れている方が多く、少しの表情の歪み、仕草も見逃しません。なので相手が何を考えているか、大体ですが察知してしまう方もいるほどです。

しかし、人間が裏で考えていることというのは大概良いことではなく悪いことです。そのため、「今馬鹿にしていたな」「早く帰りたいと思っている」と深読みすればするほど、結果、自身が疲れてしまいます。

相手が何を感じているのか勝手に読み、勝手に傷付いたり悩んだりしたくない為に、友達付き合いを避けたいと考えているのです。

 

嫌な面まで知りたくない

程よい距離があれば相手の良い面しか知ることはありません。ですが距離が近づけば近づくほど「こんな人だったんだ」というように、ギャップを感じてしまいます。

嫌な面、裏の顔を知りたくないがゆえに、友達はいらないと考えます。

また友達が出来たとしても、必要以上に関わろうとは感じません。良い面だけ見て、一定の距離を保っていた方が何かと立ち回りも良いとわかっているからです。

 

男の人に相手をしてもらえるから

気を遣って友達関係を築くより、何もしなくても男の人が構ってくれるから、寂しくないと考えているタイプです。一人でモテモテ気分を味わうことも出来るので、他の女性達に勝手に優越感を覚えます。

しかし男の人は対等な目線ではなく、下心を携えて近寄ってくる方も多いです。真意に気がつかない方ほど「男がいれば友達はいらない」と主張する傾向があります。

 

仲を保つのが面倒くさい

適度におだて、自分だけ良い思いをしてもダメ。というように仲を保つのが面倒くさい、疲れるという心理です。

このタイプの人は八方美人であるため、ついつい人に気を遣い過ぎてしまうのです。友達が多いほど、気を休める時間がありません。

思ってもいないことを言わなければならない。相手の機嫌を取るのが馬鹿らしいと感じたら、もういっそのこと友達がいない方が良い、と考えます。

 

まとめ

男性と女性で若干の違いがあるものの、友達がいらないという人は、様々な理由を抱え、中には複雑な心理に基いてその価値観に至っています。

特に様々な思考を重ねた結果として友達不要という価値観に落ち着いている人は、友達が少なくても全く気にせず、その人本人にとっての幸せな生き方ができています。

自立心が高く、何でも一人でこなそうとするたくましい一面も見られることでしょう。

ちなみに、タレントのタモリさんも「友達はいらない」ということを主張しています。

その理由は詳しく述べていませんが、とにかく

「友達なんかいらねえ。友達100人できるかなとかいう歌ふざけんな」

という趣旨のコメントを『SMAP×SMAP』に出演した際にしていて、よほど硬派な友達不要論者のようですね。