誰でも一度は誰かに「勝手にしろ」と言われた経験はあると思いますが、恐らく決して良い気はしなかったのではないでしょうか。
本当に勝手にしてほしいと思っているのかと言えばもちろんそうとも限らず、この言葉からは様々な意味を想像することができますよね。
そこで本記事では、「勝手にしろ」と恋人や上司が言った時に込められている可能性のある意味と心理、そして対応例をまとめましたのでぜひご参考ください。
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「勝手にしろ」の意味と心理
本当にあきれている
その言葉の意味通りあきれた反応を示しています。あなたの行動が理解出来ないというように、さじを投げている「勝手にしろ」です。
価値観を尊重してあげたいけど、自分の中でこれ以上は無理だと限界を感じた際、つい口をついて出てしまったのでしょう。
あきれてはいますが、嫌いになったということはないので、落ち込む必要はありません。ですが何度も同じ言葉を言われるようであれば、相手は相当な疲れを感じています。なので自分の行動をもう一度振り返ることが大切です。
真意に気がついて欲しい
言葉の裏に隠された真意を読み取って欲しいと感じている心理の「勝手にしろ」です。本当はそんなことは思っておらず、いろんな角度から物事を見て欲しいと考えているのです。
言いにくいことだったりと、その真意は重要であることが多いでしょう。中には照れ隠しでそんなことを言っている方もいるので、相手の性格を当てはめた上で、把握するとわかりやすいです。
本心ではない言葉が出てしまった
人は得てして気持ちが揺さぶられたり、頭にカーッと血がのぼると、普段の自分では想像もつかない言葉を言ってしまいます。そのとき、「勝手にしろ」と突き放す言葉も飛び出すことがあります。
この心理での発言であった場合、その人は大概「言い過ぎてしまった」「なんであんなことを言ったのだろう」と後悔しています。ですから、そのときどんな状況で言ったのか、もう一度振り返ってみることが大切です。
「お酒を飲んでいた」「何かその人を動揺させる出来事があった」というように様々な条件が揃った時でも、口走りやすいです。
特に恋愛では感情がむき出しになり易いことから、ついついこの心理で口走ってしまうケースは多いと言えるでしょう。
相手がどんな行動をとるのか試している
「勝手にしろ」と言われて、相手がどのような行動を取って結果を出すのかと試している心理です。
拗ねたらまだ子供。自分で考え、動いたら凄い。と相手の中でベストな答えはもう既に決まっていて、その通りに動いて欲しいと頭の片隅で思っています。
自分の予想とは程遠い行動を起こしたら、やっぱりなというように、あなたを下に見てしまうことでしょう。逆にぎゃふんとさせるような素晴らしい出来事に発展したら心底見直してくれます。
親や上司がこの意味で発言することが多いです。
成長して欲しいという気持ちがある
この心理の「勝手にしろ」は、実際にあなたの行動に手を焼いていて、もっと大人になって欲しい。自立して欲しい。という意味が込められています。
そのような言葉を口に表すことは難しく、半分手に負えないという気持ちも込めて「勝手にしろ」と言い放つのです。少し悲しそうに言うならば、可能性は高いでしょう。
言われる前、相手に対してあまり良い行いをしていなかったのなら、反省し成長するよう努める必要があります。
このタイプも、親や上司が言った場合に多い意味(心理)になりますね。
「勝手にしろ」の対応
基本的には、まず相手がどんな意味・心理でその言葉を言っているのかを察することが先になります。
そのため、ある程度自分なりに、その真意を解釈した上でそれに合った対応をしていくことが重要です。
少し時間を置いて真意を聞いてみる
「勝手にしろ」と言われた際に、明らかに感情的になっているように見えたのであれば、冷静になった際にその真意を聞いてみるのは一つ重要な手段です。
もし本人が言い過ぎたと反省しているのであれば、どんな意味で言ったのかはちゃんと教えてくれます。
ただし感情任せに言ったわけではない場合は恐らく「自分で考えろ」と言われるので、そのときは自分で答えを出し、行動をする必要があります。
自分なりの行動を起こす
感じたままに行動を起こしてみましょう。それが例え間違っていても構いません。
そのまま深く考えてしまうより、何か行動を起こし失敗した場合、次に生かす術を取る方が利口です。
ですが度がすぎる、破天荒な行動は控えるのが良いです。言われて直ぐ感じたものが、自分の中で一番動いてみたい行動内容だったりします。
本当に勝手にする
こちらが下に見られている、舐められていると感じた際には、本当に勝手にする方法も一つの術です。
鵜呑みにされるとは夢にまで思わないので、驚かすことが出来ます。
また、「こいつは本当にやる奴」という印象を与えることができ、次回からは違う目で自身を見てくれることでしょう。
相手を納得させられる行動を取る
相手を喜ばせる。期待通りの行動を取ると円満に場が解決します。
そのためには、素早く真意を読み取り「こういうことをして欲しいんだろうな」と察知する必要がありますが、そうすれば怒った本人も機嫌を良くし、あなたに対しての態度も変わるはずです。
中には相手の思い通りに行動したくないと考えている方もいますが、最終的に損をするのは自分である場合が多いので、できることならもう一度気合を入れ直した方が良いでしょう。
その言葉で自分もカーッと来ない
「勝手にしろ」と言われてしまえば、こちらも頭に血が上りやすくなります。ですがそれに乗らず、落ち着いて冷静な自分でいることが大切です。
感情任せに行動しても後々後悔するのは目に見えています。
もし冷静になれなければ、少なくともいったんその場から離れて、頭を冷やしてから対応するようにしましょう。
自分の為を思い言ってくれているんだと受け止める
自分の為に怒ってくれている。と感じ、有り難い気持ちを抱くようにしましょう。
上辺だけの関係であれば、本当にどうでも良い気持ちから「勝手にしろ」と怒られることはないです。
「それだけ自分のことを思ってくれている」「正面からぶつかってきてくれた」と受け止め、感謝を覚えるようにします。
そうすれば相手に対してモヤモヤした気持ちが生まれることもありませんし、関係も直ぐに丸く収まることでしょう。
まとめ
突然「勝手にしろ」と言われたら、驚いたりショックを受けたりしてしまうのも無理はありません。
まず動揺する気持ちを一旦落ち着かせ、何故そんなことを言われたのか、その裏にはどんな意味・心理が込められているのか、相手と自分のそのときの状況を振り返りながら確認してみましょう。
恋人の場合、感情が昂った際に口から飛び出してしまったというケースが多いです。
親や上司の場合、精神的ショックを与えることで何とか自分の期待通りにやってくれることを望んでいるケースが多いです。
その通りにすることを悔しいと思うのではなく、自分が本当にすべきことは何なのか、どんな対応をするべきかを改めてよく考える良い機会として捉えて下さい。