アイドルというのは大変に人気があり、多くの人には特定のお気に入りアイドルがいたりしますが、中には異常なくらい熱心な人もいます。

こういった人達はアイドルオタクと呼ばれますが、その心理というのは一体どうなっているのでしょうか。

また、自分の彼女や彼氏がアイドルオタクの場合、あるいはそういうタイプが好きな場合、もしくは自分自身がアイドルオタクの場合、どのような意識を持ってお付き合いしていく必要があるのでしょうか。

ここではアイドルオタクの人達の特徴的な心理と恋愛・結婚する際の注意点についてまとめましたので、該当する方々の参考になれば幸いです。

 

アイドルオタクの心理的特徴

夢や理想を求めている

キラキラと輝いているアイドル達というのは夢を与えてくれる存在です。

しかも内面はこちらから見ることが出来ないので、結果的に輝いている良い部分ばかりが強調されます。

まさに頭の中で描く理想の人物像であり、そのため何処までもついて行きたいと心から感じてしまうのです。

たとえプライベートが散々でもアイドルから理想を見せて貰えば、もう少し頑張ってみようとやる気に満ち溢れます。見たくない現実から目を背けているケースも考えられます。

 

寂しい気持ちを満たしたい

「一人でいるのが苦手」「寂しい気持ちになる瞬間が嫌い」という心理の方は、アイドルのオタクになりやすいです。

その理由は見ているだけで気持ちが高まりますし、対象のアイドルと他のファンとも一体感を感じられるので、寂しい気持ちがいつの間にか吹き飛んでしまうからです。

ライブに行けば数日は安泰。家にいて寂しいと感じたらDVDを見る。というように生活の一部となっています。

 

心で繋がれる仲間を求めている

これは2の心理と近いですが、同じアイドルを好きな仲間同士、繋がった友達を求めている心理です

ライブに行った際、現地で出来た仲間。今の時代SNSを通じてファンの方を探すことも非常に簡単、共通点があるのですぐに仲良くなれます。

そういう横の繋がりも広がる為、楽しくてやめられないと考えている方もいます。

また、そのアイドルの好きな部分であったり、絶対に盛り上がる話題が存在するので、気まずいと感じる瞬間も少ないです。

 

身近にいる人達が苦手

周りにいる人がいつも悪口を言っていたり他人を出し抜くといったように、人間の悪い部分が存分に出ていれば、だんだん人が信じられなくなったり疲れたりしてきます。

その点アイドルが見せるのは薄汚い周囲の人とは違うピュアで綺麗な心だけなので、夢中になりやすいのです。

また、こういう素敵な人もいるから、信じる力を持ち日々頑張ろうと自分を奮い立たせています。人間関係に疲れている人ほど、キラキラ輝いて見えるアイドルを好きになります。

 

生きる原動力になっている

アイドル追っかけが趣味、あるいは生き甲斐になっている人にとっては、アイドルと関わったりすることが生きる原動力となっています。

ライブに行く為にお金を頑張って稼ぐ。見た目を良くして、印象に残ってもらえるようにする。等というように、仕事を耐える力であったり、辛いことがあっても強く生きていく理由となるのです。

 

疑似恋愛をしている

現実だと、誰か人を好きになっても、その方には既に恋人がいたり、勇気を出して告白しても振られる可能性も考えられます。その点アイドルは裏切りません。

中には恋愛禁止と謳っているグループもありますし、人気に関わるので、本人自身も恋愛を自粛しているケースがよく見受けられます。

0ではありませんが裏切られる確率が少なく、自分のタイプの人と繋がることができる。しかもどんなに夢中になってもマナーさえ守ればウザがられることもない。

という理由から、勝手に頭の中で妄想を膨らませて疑似恋愛に発展させている心理です。

ただし、このタイプは一つ間違うとヤラカシのようなアイドルにとって迷惑な存在となります。

 

アイドルオタクの恋愛の注意点【本人】

理想のアイドルと相手を比較しない

さすがに見た目を比較して指摘する人は少ないと思いますが、たとえ内面であっても「アイドルの〇〇は絶対にこんなことはしない」等と比較してはいけません

付き合ったこともないのに何を知っているんだと、言われた方は静かに怒りを燃やすことでしょう。

アイドルが理想を見せてくれるのは当たり前。

それをパートナーに押し付けるのは非常に失礼です。「なら、その人と結婚したら」と捨て台詞を吐かれてそのまま破局してしまうケースも考えられますので、発言には十分に気をつけましょう。

 

独身時代と比較しない

結婚をする場合、自由時間が減りますし自由に使えるお金も減ります。なので今までのようにアイドルを追っかけてライブに行ったり、グッズをたくさん買ったり出来ないことも考えられます。

生活に慣れるまで不満を感じる瞬間も多々あることでしょう。「前の方が良かった」と独身時代を思い出し、そちらの考えに引き寄せられないように注意します。

今この生活の中で良いなと感じる部分を積極的に探すなど「結婚して良かった」と思う瞬間を増やしましょう。

 

アイドルオタクの恋愛の注意点【相手】

色眼鏡で見ない

アイドルオタクであることを恋愛や結婚をする前に把握するケースと、後に知るパターンの二つがあります。

どちらにせよ偏った意見を持たず、相手を傷つける質問をしたり、趣味全体を否定する言葉はかけないように注意してください。

また、何故好きなのか。魅力を知りレクチャーして貰うなど、自分自身も一緒に体感してみるのも良い方法です。人によってはパートナー以上にはまってしまうのもあり得る話です。

色眼鏡で見ず、好きな相手の好きなことは全部知りたい。というように前向きな気持ちを持ちましょう。

 

アイドルを意識し過ぎない

相手の期待に応えようと、対象のアイドルの真似をする必要はありません。体型・髪型・振る舞いなど参考程度に留めておき、ありのままの自分でいるようにしましょう。

認めてもらおうと頑張りすぎると、結局は身体を壊したり元も子もないです。

結婚するということはあなた自身に魅力を感じているはずです。また、アイドル自身に嫉妬しなくても大丈夫。

また、あくまでもファンであるだけなので、相手を過剰に責めて「浮気でしょ?」と困らせないこと。

どうしても気になるようなら、自分も好きなアイドルを作るというように、夢中になれる芸能人を探してみましょう。そうすればおあいこになるので、自分も納得できるのではないでしょうか。

 

アイドルオタクの恋愛の注意点【共通】

お金は掛かると言えば掛かる

アイドル追っかけはお金が掛かるのではないかと心配している人もいますが、それはどのくらいの本気度の追っかけ活動をするかによります。

活動の内容によっては別にセレブ用の趣味でもないですから、定期的にグッズやDVDを買ったりたまにコンサートに行くくらいなら、他の高価な趣味の方がお金が掛かる可能性が高いです。

むしろ上手にストレス発散してくれるので健全であったりもします。

ですから別に追っかけだからどうこうではなく、パートナーと結婚生活を送っていく上で度が過ぎていたらいけない、という基準で考えるべきでしょう。

 

まとめ

アイドルオタクの心理的特徴と恋愛〜結婚について取り上げましたが、参考になる部分はあったのではないでしょうか。

アイドルが趣味の人は基本的に一途で純粋ですし、ストレス発散の明確な手段を持っているので精神的にも安定しやすいです。

ただし結婚となるとそれが同じようにできなくなります。

いつも家にいないとか、お金を生活に支障が出るまでつぎ込む、あるいは比較して駄目出ししてくるということになると確実に関係に亀裂が入ってしまうので、そのようなことはないようにしなければなりません。

また、結婚相手側からしたらその趣味を理解してあげることがまず重要になります。

無理にやめてと懇願するのではなく、自分も同じ目線から見てみることで相手の気持ちをわかってあげられます。またライブに一緒に出かけるなど、楽しい時間を共有すれば、仲も深まることでしょう。