口だけは達者で、言うだけ言って行動が伴わない人というのは、けっこうその辺にいますよね。

直接的に危害を被らないとしても、単純にイライラさせられる、ストレスが溜まると悩んでいる人も多いようです。

ここではそんな口だけの人の心理の特徴と、口だけ上司と旦那の対処法をまとめました。

 

口だけの人の心理の特徴

みんなから良く見られたい・注目されたい

目立ちたがり屋であり、人にチヤホヤされることが好きな心理の口だけの人です。

しかしいくらみんなが感心したり驚くようなことを考えていても、心の中で思うだけでは他者には伝わりませんし、注目を集めることも出来ません。

だからとりあえず口に出そう、というスタンスで、嘘をついてでも注目を集めたいと考えているところもあります。

もちろん、後になって結局ただの口だけだったというのがバレて自分の評価を下げる羽目になるだけなのですが、そこまで考えることができていない、あるいはわかっていてもついつい口に出してしまうというのが特徴です。

受け手の気持ちは特に考えず、視野が狭くて自分本位で行動を起こしやすいタイプとも言えるでしょう。

 

舐められたくない

いじられキャラであり、それを深く気にしている心理の口だけの人です。

人にいじられ馬鹿にされていると感じた瞬間から、モヤモヤとした気持ちが生まれ始めます。

そして「悔しい」「馬鹿にするな」という気持ちから、ついつい大きなことを口にしてしまうのです。

ですからこのタイプの口だけの人は「言わなければ良かった」と後で振り返っては頭を抱えてしまう人も多いです。

 

どうせ覚えていないだろうという考え

適当に物事を言っても、今日のことをずっと覚えている人などいないし、大丈夫だろうと安易な考えを抱いている口だけの人です。

実際には大きなことを口にした場合はほとんどの人がしっかりと覚えているものですが、本人自身が人の言ったことを一々気に留めないタイプの場合、このような心理になりがちです。

いずれにしても口だけの人は無責任に思われて必ず後で損をするので、いくら深い意味はなくとも軽々しく口にすると後で面倒なことになります。

その点を身に染みて理解した場合、このタイプの口だけの人は自然と下手なことを口にしなくなります。

 

熱しやすく冷めやすい

口に出した瞬間、本当にその物事に取り組む気持ちはあるのですが、時間が経つごとに熱意が冷めてしまう心理の口だけの人です。

ですから別に悪気があるわけではないのですが、熱しやすく冷めやすく、新しいことを始めても直ぐに飽きたり、壁にぶつかると気持ちが簡単に折れてしまいます。

自分で立てた目標も三日坊主で終わってしまうというように、意思が弱いところもあります。

 

口だけの上司への対処法

言ったことをメモに取って後で見せる

「そんなこと言ったっけ?」ととぼけさせないように、言われたことはメモに取り証拠として残します。

日付と時間も書くとさらに良いでしょう。

ただし、口だけであることを指摘されて良い気がするわけがありません。

なのでメモをいきなりスッと出すのではなくて、「前にこんなことをおっしゃっていましたが・・・」という入り方をして、それに対して「いや、私はそんなこと言った覚えはないよ」

と返されたら、

「実は上司から言われた指示を絶対に逃さないようにとメモを付けているのですが・・・」

といった感じで、あくまで角の立たないようにすることが非常に大切です。

指摘の仕方を間違えると人によっては逆恨みされて仕事がさらにやり辛くなるので、十分に注意してください。

 

自分以外の人にも一緒に聞いてもらう

口だけの上司は、状況や相手を見て口だけ発言をしていることが非常に多いです。

あなたが部下であった場合、いい加減なことを言っても別に問題にはならないとかなり気が抜けた状態になっている可能性があるのです。

ですので、誰か他の人がいる前で大事な内容を伝えてもらうように仕向けましょう。

近くにいるのは、なるべくあなたが信頼を寄せている人、または上司のさらに上の立場の人であると尚望ましいです。

そうすることで、上司は口だけの発言は出来なくなりますし、矛盾が生じても一緒にいた人が証人となってくれます。

ですがあまりにもあからさまだと、上司に対して疑いを抱いているのがバレバレになってしまい、関係に支障を来たすことになります。

ですからさり気なく近くにいてもらうとか、あるいは自分から一緒に聞いてほしい人のところに移動するとか、そういうやり方をした方が良いでしょう。

 

口だけの旦那への対処法

小さいこと、重要でないことは受け流す

旦那にとって、妻というのは誰よりも気の緩みやすい存在であることが多いです。

その場合、もっとも思考停止をして話をする相手になります。

思考停止状態なので、言っていることの多くはいい加減で、適当になってしまうのです。

極端な言い方をすれば、最初に頭に浮かんだことをそのまま口にするような状態です。

ですから、小さな規模の口だけの話題には、あまり深く突っ込まず、受け流すようにして下さい。

そうすることで、旦那は気持ち良く話をして会話を終了させることが出来ます。

一々嫌味だとかイラッとさせるようなことを言ってくるのであればともかく、テレビを見ながら

「こんな奴大したことないだろう」「こいつは本当に駄目だな」

と自分のことを棚に上げて偉そうに言っているだけなのであれば、受け流しておけばそのまま妻であるあなたもイライラすることなく勝手に終わるでしょう。

適当に相槌を打っておくとなお良しです。

また、実は旦那にとってこういった発言はストレス発散の一手段でもあるので、妻としてはそこも理解してあげてください。恐らく、本人に後でそのとき何を話したか聞いても覚えていませんから。

 

旦那が口にした話題を出しては反応を確かめる

「いくら何でも口だけの話が過ぎる」とか「大事なことも口だけで振り回されて大変」という場合、懲りて欲しいという思いも兼ねて、何気なく話題に出してみましょう。

「そういえば〇〇するってこの前言ってたけどどんな感じ?」というように、さらりと(さり気なく)聞くこと。

嫌味ったらしい言い方であったり、何度も同じ話題を口に出せば腹を立てるので、場の空気を読んで話すことが大切です。

確かにな、という納得の気持ちを旦那が抱けば、口だけの話をする機会も減ることでしょう。

 

まとめ

口だけの人の心理の特徴を一括りにしてまとめると、「良い格好をしたい」という気持ちが先走り、大きく言ってしまうタイプになります。

しかしながら、それは本来の自分以上に大きく見せようという行為であるために、その場では「こいつやるな」「凄いな」と思われても、後々実は口だけだったことが判明して逆に大きく評価を落とすことになります。

ですから、自分の上司であったり、旦那であったりが口ばかりが先走ってしまう人であった場合、そうならないように上手に制御する、あるいはうまく受け流すという対処法を取ると、お互いにとってメリットがあると言えるでしょう。

また、口だけのいい加減な発言がどれだけ自分の評価を下げ、また周囲を振り回し迷惑を掛けるか、ということをきちんと理解させることで、ある程度治ることも期待できます。