すぐに泣く女性というのは珍しくありませんが、男性であってもちょっとしたことですぐに泣いてしまう人がいます。

こういったタイプは女々しくて頼りないので男性からも女性からもなかなか好かれにくかったりしますが、特に同じ職場でどう接して良いのかと悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、すぐ泣く人(男性)の心理・性格の特徴とそのお勧めの対応をまとめましたのでご参考ください。

 

すぐ泣く男の心理と性格の特徴

自分に自信がない

極端に自信が無い男性はすぐに泣いてしまう傾向にあります。

たとえば誰かに何か意見や指摘をされた時、心が大きく傷付いてしまうのです。

それまでの人生で誰かに徹底的に避難された経験があったり、あまり肯定されたことが無い場合、自信を持つことが出来ないのも当然でしょう。

自信のない人は客観的に相手が悪い場合でも自分が悪いと思ってしまうところがあるので、自分を責め過ぎた結果、涙を流してしまうのです。

 

頼らないで欲しいという気持ちがある

涙を流すということは、言い方は悪くなりますが自分が弱者であることを、アピールしやすい効果があります。

「泣かせてしまった」という罪悪感を植え付けることが出来る他、次から相手の接し方も何処となく優しくさせられるのです。

「頼りにならない」と感じる方もいることでしょう。そうすれば必要なこと以外は話しかけてこなくなるので、泣いた側は気持ちが非常に楽になります。

情けない心理ですが、必ずしも悪気があるわけではなく、自信のない人ほどこういった目的ですぐ泣いてしまうことが多いです。

 

泣くことが悪いことだと考えていない

男性がすぐ泣くのはおかしいという考えはなく、誰でも悲しい時に泣くのは普通だという価値観を持っています。だからこそ感情に任せ泣いてしまうのです。

ですから、一般的な固定観念に囚われるのではなく柔軟な考え方ができるタイプではありますが、その一方でマイペースな性格であったりはします。

しかし空気が読めない一面も持ち合わせているので、自身の発言により場を凍りつかせてしまうこともあるでしょう。

 

気持ちがとても優しい

他人を出し抜こうという気持ちが一切無く、非常に純粋で優しい性格の男性です。

さらにこのような方は今までの人生も特につまづくこともなく、今までこれた方に多いです。

そんな時、職場等で人の裏を見てしまったり嫌がらせを行われてしまえば、不意を付かれたようにショックを受けるのも無理はありません。根がピュアであるが故にギャップも大きいので、自然と涙が出てしまうのも不思議ではないですね。

 

感受性が非常に豊か

感動する映画を見れば必ず涙を流すというように、感受性が豊かな性格の男性です。

いつも自分の気持ちに素直に行動しており、プライドもあまり無い方でしょう。

そのような男性であれば、傷つけられたり、感動したりすれば自然と目に涙を浮かべてしまいます。

止めようとすればするほど、更に涙が溢れてきたりして、感情を制御することが出来ません。また嘘がつけないというように、純粋な一面も見受けられます。

ちなみに元スピードスケートの選手で現在タレントをしている織田信成さんも、非常に感受性豊かでこのタイプであると言えるでしょう。

 

すぐ泣く男の職場等でのお勧めの対応

問題の場合とそうでない場合を見極める

そもそもの話として、すぐに泣くという行為自体は必ずしも悪いことではありません。

感受性が豊かだったり、悪気なくつい涙を流してしまうタイプのすぐ泣く男性であれば、それも個性であるとして捉え、ある程度受け入れてあげることも大切です。

ただしその頻度があまりにも酷かったり、「相手の同情を買いたい」「責任をうまく逃れたい」等という情けない心理で泣いていたり、自信がなくて弱気になり過ぎている場合は話が別です。

そういった場合は、相手に対してのアプローチが必要になってくるでしょう。

 

強引にやめさせない

「何で泣くんだ」「もう絶対泣くなよ」とすぐ泣く人を強引にやめさせようとしないでください。

泣くという行為がはけ口になっている場合、気持ちの行き場がなくなってしまいます。

気持ちの行き場がなくなれば本人にとっては多大なストレスとなるので、その後の仕事に大きな支障をきたすことになります。

ですから注意するなら一言二言、それも強い口調で言わないようにして下さい。

必要以上に責めるのは、相手のみならず自分にとっても周りの評価を下げることとなるため、良いことはありません。

 

「男のくせに」と性別を話の中に持ち出さない

「男のくせに泣くなんて見っともない」と性別で括った言い方はしないように注意しましょう。

そのような言葉は相手を大きく傷付けるため、もともと自信がない人の場合は自信喪失からのトラウマであったりうつ病に発展する恐れがあります。

注意する流れからつい口走ってしまいそうな言葉ですが、別な言葉に言い換えて相手に伝えるよう工夫を行いましょう。

また、女性と比べるような台詞も言わないように気をつけなければなりません。プライドを傷つけてしまうこととなります。

 

何故泣いてしまうのかきちんと話し合う

すぐ泣く人のすぐに泣いてしまう行為が問題であると認識している場合、なぜその相手がすぐに泣いてしまうのか、その理由を改まって確認するのも一つの手です。

もちろんずるいタイプであればなかなか本音を明かさないのですが、純粋なタイプや自信のないタイプであれば相手の気持ちの整理にもなりますし、聞き手も相手を理解することでより的確なアドバイスを送ることができます。

その結果として完全に泣かなくなるとまではいかなくとも、ある程度は収まるかも知れません。

出来るなら食事をしながら、落ち着いてからの方が話も進みます。

 

自信及び実力を付けさせる

自信のなさがすぐに泣いてしまう根本的な理由であれば、自信を付けさえすればその行為も収まります。

もちろん自信を付けるためには実力を付ける必要があり、実力を付けた上で良い結果を繰り返し出す必要があるため、決して簡単に越えられるハードルではありませんが、別にいきなり大きな自信を付ける必要などありません。

今よりも少し上のことをやらせて、それがうまくいったらしっかりと褒めてやるということを繰り返していれば、少しずつ自信を付けていきます。

自信が深まるにつれて泣く頻度も減ってくるので、本人と上司の双方が意識して取り組むと良いでしょう。

 

こちら側も泣かないようにする

すぐ泣く人の気持ちを理解しようと努力すると、ついついこちらも涙が溢れてくることもあると思いますが、つられないように最後まで冷静さを保つようにしましょう。

こちらも泣いた場合、相手が罪悪感やおかしいという気持ちを抱くことは非常に難しくなります。

ですからとにかく直して欲しい場合には絶対に涙は見せず、いつも通りの自分でいるように努めましょう。

 

まとめ

以上、すぐに泣いてしまう男の人の心理や性格の特徴と対処法についてになりますが、参考になりましたでしょうか。

すぐ泣く人は基本的に心が純粋で優しく、感受性が豊かな方になります。

しかしながら、心理的に自信の無さ等の心の弱さを秘めた方が多く、職場では苦労していたり、場合によっては虐められていたりもします。

ですから、接する際は傷付けないように慎重にならなければなりません。

また、自分が協力者として支えになってあげることは、すぐ泣く人にとっては大変心強い存在となりますから、その時点で泣く頻度の減少に大きく貢献する可能性があるということも覚えておいてください。