もうすでに身体は完全な大人なのに、中身は全く成長しておらず子供のままという人がいます。
こういう幼稚な大人が自分の家族であったり職場の同僚や上司にいて、ほとほと困っているという方も多いようです。
ここでは、そんな幼稚な人達の心理の特徴と対処法を紹介します。
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幼稚な人の心理の特徴
感情を抑えることが出来ない
幼稚な人は気持ちが高ぶると、そのまま素直に行動を起こしてしまう特徴が見受けられます。
例えばイライラしている時、隠すことはせず「むしろ自分は怒っているんだ」と周りに示します。
ポーカーフェイスを気取ることが出来ないので、はたから見れば今どんな気分なのか把握されやすい方でもあるでしょう。理性がききにくい人とも言うことが出来ます。
下に見ている人には調子に乗る
幼稚な人はすぐ人を比較して評価したがり、上の方に評価した相手と下の方に評価した相手とでは態度が全く違います。
下の方の相手に対しては、どうやったらこいつをイジメられるか、イジメて不幸にして優越感に浸ってやろうと考えて、とことん調子に乗ります。
逆に上の方の相手に対しては、ヘコヘコと頭を下げて、決して口答えをせず言いなりになります。
ただし、基本チキンで臆病者なので評価には比較的慎重であり、評価するまでに一定の時間を掛けることが多いです。
好き嫌いで態度を大きく変える
また、幼稚な人は気に入ってる相手と気に入らない相手とでは大きく態度が変わるのも特徴です。
ただし、それは自分と対等か近い存在に対してであり、自分より明らかに上とか下の相手に対しては、好き嫌いは特に関係なくイジメるかヘコヘコします。
自分と立場が近い存在、あるいはあまり良く知らない相手に対しては、好き嫌いが露骨に態度に表れます。
他人の不幸は自分の幸せ
幼稚な人には、他人が苦しむこと、悲しむことに喜びを見出すという心理的特徴があります。
すぐに人と比較し、人の方が優れているように見えるといじけたり、人の方が得しているように見えると腹を立てたりします。
まるでコロッケを兄弟で半分に分けたけど、自分の方が少し少ないからといって癇癪を起す子供のようです。
その事実には当の本人は気づいておらず、時には悲しんでいる方に追い打ちをかけることもあります。
それが努力のきっかけにするのであればまだ良いのですが、相手をいじめたり足を引っ張って引きずり降ろそうとするのは本当に幼稚で残念な行為です。
罪悪感を抱きにくい
幼稚な人には「悪いことをしたな」という気持ちを抱くことはなく、自分本位的であるという心理の特徴があります。
また、客観的に物事を見ることも苦手なので、誰かの気持ちになって考えるということが出来ません。
だからこそはたから見ればおかしいと感じられる行動も起こしますし、誰かに言われるまで自分の異端さに気が付かないのです。
感謝をしない
幼稚な人は良いことをされてもあまり感謝をせず、むしろ当たり前と思ってしまう心理の特徴があります。
厳密には最初のうちは感謝するのですが、少し経つと当たり前のことと捉えるようになっていき、やがてはやってくれないと腹を立てるようになります。
しかし当たり前になってしまうとそこから満足感を得ることができなくなってしまうので、実は本人も損をしていたりします。
よく考えて行動が出来ない
幼稚な人は、一旦落ち着きを得てから改めて行動に起こすということが出来ません。
感情のまま突っ走る傾向が高いので、よく言えば無邪気、悪く言えば幼稚な人と思われてしまいます。
普段から何処かソワソワしていたり、性質的に好奇心旺盛なところも見受けられます。場を盛り上げてくれるムードメーカー。でも空気が読めないねなどと指摘されてしまうこともあるでしょう。
幼稚な人に対する共通の対処法
あまり干渉しない
何かしてあげようと一生懸命尽くすのは避けましょう。
幼稚な人に干渉し過ぎてしまえば、あなたのことを味方と認識し、最悪の場合執着されてしまうことも考えられます。
また、その色々やってもらうことが当たり前になるので、少しでもやらなかった際に逆にキレたりします。
そこで威圧感に押されてしまうようだと、気付いたら奴隷と召使いのような関係になってしまうこともあります。
家族であれ彼氏・彼女であれ、あくまで歪な関係にならないように心掛けてください。
自分の大事な情報は決して教えないようにする
誰にでも一つや二つ秘密はあるものですが、そんな大事な情報を、幼稚な人には決して伝えないように気をつけましょう。
幼稚な人は得てして口が軽く、何度釘を刺しても事あるごとに誰かに漏らしてしまいます。
自分の大事な秘密は伝える人を選ぶようにしましょう。
また、幼稚な人の秘密を聞いても出来るだけ誰にも言わないようにしましょう。あなたがバラしたと分かれば、徹底的に反撃をしようと企みます。
敵として認識されないように注意する
心理の特徴の項で挙げたように、幼稚な人は一度嫌いになると相手のことを敵として認識するようになるので、そこから再び味方として認識されるのは一筋縄ではいきません。
ですから、できる限り怒らせないように気を遣うことが大切です。
また揚げ足取りも大好きなので、なるべくドジなところであったり、情けないところを見せないようにしましょう。いじりのターゲットにされてしまいます。
幼稚な人に対する職場での対応
機嫌が良い時にだけ関わる
業務連絡以外で関わる時は、なるべく幼稚な人の機嫌が良い時を選ぶようにします。
機嫌が悪い時に関わってしまえば、更に仕事を任されてしまうなどとばっちりを食らう可能性が考えられます。
幼稚な人は一目見ただけで今どんな気分なのか察知しやすいので、迷うことはありません。
また、面倒臭がりであったり、傷つきやすい性質を持つ方は、出来るだけ幼稚な方と関わらないのが賢明です。仕事仲間というだけなので、無理してプライベートにまで突っ込まれないように気をつけましょう。
聞き役に回る
幼稚な人に対しては、自分が何か話すというよりはうんうんと聞き役に回るのが一番です。
幼稚な人はおしゃべりで、とにかく自分の話をしたいと思っている方が多いので、聞く中で何か批判的な意見を言ったり、馬鹿にするのは避けながら、相手に気持ち良く話させます。
また、離れるときもタイミングを間違えると機嫌を損ねさせてしまいます。
時間が許す限り聞き役に回っているというのも疲れますし、親しい関係を築いてしまうことにもなり兼ねるので、しっかり空気を読んで場から離れるようにして下さいね。
見下したり最低な奴だと思って接しないこと
幼稚な人は自分が嫌われていないか常に気にしているので、相手が何を考えているかに意外と敏感です。
ですから、たとえば上司に対してゴマを一生懸命擦っていても心では「こいつ幼稚で馬鹿だから利用してやろう」等と見下すような気持ちを抱いていたら、上司はそれをどこかで察するので意外と好かれなかったりします。
もちろんやらないよりはいいですし、好かれているのではなく上司だからただゴマを擦っているだけということもわからないすごく知能の低い幼稚な人もいるので、そういったタイプには有効です。
ですができるのであれば、このように思いましょう。
「この人も幼稚な人だから色々不満だらけだろうけど、よく今まで頑張ってきたな」
幼稚であるということは、ただでさえストレスも溜め易いのに、様々な人とすぐに衝突したりして社会でやっていくのが本当に大変です。
それにも関わらずここまで何年もやってきているのであれば、その時点で本人の中ではものすごく頑張っているのです。
そこを素直に認めてあげると、少しは幼稚な上司に対しても尊敬できるようになるのではないかと思います。
まとめ
ここで挙げた幼稚な人の心理の特徴は幼稚な人に大体共通するので、参考にして頂けたらと思います。
対処法については、ざっくりまとめると良い様にあしらわれないこと・敵として認識されないこと・いじめの対象にならないことが大切です。
幼稚な人からはできれば離れた方が良いのですが、職場の同僚であったり、上司等に持ってしまうとそういうわけにもいきません。
その場合はしっかりと相手の気分を探りながら、かつできるだけ良いところを探して心でも尊敬をしながら接するようにしましょう。
末路は本当に地獄?
よくこういういつまでも精神性の低い人は亡くなったあと地獄へ行くとスピリチュアルでは言われていますが、実際のところもしあの世があるならば、こんな自分勝手な人が天国へ行っていたら筋が通りませんよね。
ですが、前述したように幼稚に振る舞われる方にも原因があるので、幼稚に振る舞われていたとしても相手のせいばかりにして、なぜ自分がそうやって調子に乗られるのかと考え、原因を解消していく努力をしないのであれば、大して大差はないのではないでしょうか。
幼稚な人であっても、そのように幼稚に振る舞える立場になるまでに耐えて努力をしてきたのであれば、それは頭ごなしに否定するのは良くないと思います。
実際、そういう角度からだと敬意を払える人は多いので、自分の相手に対しての考え方を変える、という意識も持つようにしましょう。