第一印象、つまり私達が初めて会った誰かに対して抱く印象というのは、その場限りで終わりではありません。

その相手に対してフレームとなる人物像を構築するので、影響力はかなり大きいと言えます。

なので初対面で良い印象を与えれば、それから余程ネガティブな印象を与えることがなければしばらく続くことが見込まれるでしょう。

そこで本記事では、初対面で相手にとって自分が仕事等で好印象、あるいは恋愛で脈ありだった際に見せる態度についてまとめました。

ここで挙げた以外の態度でも好印象の可能性はありますが、ここで挙げた態度を見せていれば高い確率で自分のことを良く思っているので、一つの基準にして頂けたらと思います。

 

初対面での好印象の態度【共通】

表情が常に柔らかい

ムッとした表情を作ることもなく、常に笑顔で見ていて、攻撃的と感じることのない雰囲気を感じる態度です。

「嫌だな」「何と無く合わない」と感じる相手には表情も硬くなりがちです。

本人は意識していませんが、表情が見える側としては、分かりやすかったりします。

自分の話に笑ってくれれば更に好印象と受け取れます。ですが愛想笑いは気を遣っていると考えられますので、笑い方にも注意して相手を見てみましょう。

 

質問を投げかけてくれる

初対面のコミュニケーションを行う中で、感想を求めてくれたり、質問を投げかけてくれる場面があるかどうかです。

どうでもいいと感じる相手との会話は早々に切り上げたいが為に、決して自分から質問を行おうとは考えません。質問をしたらその分長く相手と関わらないといけなくなりますからね。

なので頻繁にでも投げかけてくれるのは、興味を持っているということです。

もっと仲良くなりたい気持ちの現れだと感じ取って良いでしょう。こちらも同じように問いかける姿勢を取れば、必ず答えてくれるので、徐々に仲も深められます。

 

近い距離に来る

至近距離に居ても嫌な顔一つせず、むしろ心地よさそうにしていれば、あなたに心を許している証と考えられます。

初対面であれば、なるべく自分のテリトリー内に入って来て欲しくないと本能的に思うものですが、それが発動しなかったということは安全圏だと受け取れるでしょう。

ただし誰かれ構わず近付いているようなら、寂しがり屋、依存素質が見られますので気をつけて接するように心掛けてください。

ちなみにたとえ逆に距離感があっても、別に悪い印象を与えているとは限りません。警戒心の強い人は初対面だととにかく距離を取ろうとしますから、むしろ好印象の可能性もあります。

 

褒めてくれる

会話を行う中で「いいですね」「素敵です」というように、肯定的な意見、また褒めてくれる部分が見られることです。

お世辞や社交辞令が混ざっている場合もありますが、仕事での接待等ではないプライベートであれば、日本人はそれほど人を褒めませんから一つの大きな基準にはなります。

また、前のめりになるほどの勢いを感じれば、本当に心からそう思っていると受け取れますね。

 

初対面での好印象の態度【仕事】

近くにカバンを置いて席を立つ

どこかで打ち合わせを行なっている時、相手がトイレに立った時、荷物全部持っていくのではなく、そのまま置いて向かってくれる場合です。

カバンの中には大切なものが入っているにも関わらずそれを置いていくというのは、余程の信頼がなければしません。

逆に上着まで持っていくほど警戒心が高いのであれば、全く信用されていない可能性があります。

ただし、もともと警戒心の強い人だとどんなに相手に好印象でも全く信用しないということも考えられるので、上着まで持っていく=悪い印象とは限りません。

ちなみに個人的には、どんなに良い印象を持ったからといっても、その人には裏がある可能性もあるのですから、少なくとも貴重品は絶対に持っていった方が良いと思います。

 

相槌を大きく打つ

こちらが話をする度、こまめに首を上下に振ってくれたりして、きちんと話を聞く姿勢を取ってくれている態度です。

興味がある、信頼感がある、ということに繋がります。

そもそも、そのような態度を取られると悪い印象を持つこともないでしょう。相槌はそれほどまでに大切で、認められているという肯定感を与えてくれます。

ですからこれは初対面の好印象とは少し違う話になりますが、自分が部下であるなら、たとえあまり上司のことが好きでなかったとしても適切な相槌をすると、逆に良い印象を与えられるので仕事がしやすくなります。

 

膝をちゃんとこちらに向け、無駄に動かさない

椅子に座って話を交わす中で、自分側に膝が向いていて、何の振動も感じさせない態度です。

「興味がない」「こいつ気に入らないな」「早く終わらないかな」と感じていれば脚は自然と別の方に向いてしまいます。人によっては貧乏ゆすりまでし出します。

感情は脚に出やすいので、注目してみると自分に対しての態度が現れていたりします。

 

ポジティブな言葉をかけてくれる

自虐ネタや話がおかしな方向に逸れてしまっても、フォローを入れるように前向きな言葉をかけてくれる態度です。

親身になってくれているので、そのような言葉もスッと出て来ます。

初対面でも嫌だなと感じた相手には、出来る限りフォローしたいとは考えません。ただし、部下側の立場であれば嫌われたくないという心理から自然に行う方が多いです。

 

初対面での脈ありの態度【恋愛】

自分の性を意識した行動を行う

女性なら女らしく、男性なら男らしくと性別を強調した行動を振る舞うようになります。

それは相手に異性として意識して欲しいからという現れです。

また普段の自分より良く見せようとする力が働くので、自分自身が後々になってそうだったんだと気づく場合もあるでしょう。

ただし、傍から見てるとけっこう不自然な形で出ているので、注目してみると意外と分かりやすかったりします。

一例を挙げると、女性の場合はサポート役に回ったり相手を立てようと頑張ります。男性の場合、過去の自慢話など自分が如何に凄い男性であるかアピールしたりします。

 

顔が赤くなる

目が合ったら顔が紅潮するというように、頰に赤みが増します。

人によっては耳に現れるという方もいるので、さり気なく注目してみるのも良いでしょう。

他にも汗の量が多くなるなど、緊張している自然反応が見られたら、脈ありだと見て大丈夫です。

異性として特に意識してない相手には、いつも自然体でいられるものです。

前々から好きだったけど、直接会って話す機会がなかった人の初対面によくあるパターン(態度)ですね。

 

ソワソワした感じがする

落ち着きがなく動作に一貫性がなかったりぎこちなかったり、話題もコロコロ変わるようであれば、あなたを意識しています。

よく思われたいという気持ちから自分を追い詰め、冷静でいられないという訳です。

落ち着いた自分を装うとしても、どうしてもソワソワした感じが見られます。変に思われていないかな。嫌われていたらどうしよう。という心配性な方に多いです。

 

連絡先を聞いてくる

連絡先を聞いてきたら、この場だけで終わりたくないという気持ちで、明らかに何らかの好意を抱いています。

ただし、それが恋愛感情であるとは限りません。

単純に友達として良いな、と思っているだけの可能性は十分にあるからです。

それでも、女性から聞いてくる場合は脈ありのサインである可能性はより高まります。

特に連絡先を交換した後、相手からすぐメッセージが来るようであれば見込みはかなりありと捉えることができるでしょう。対面した時にうまく喋れなかった人ほど、メールやLINEで挽回しようと頑張ります。

 

まとめ

初対面で自分が誰かに対して仕事等で好印象、あるいは恋愛で脈ありだということわかれば、その後その相手とどういう接し方をしたら良いのか判断がしやすいでしょう。

もちろん完璧になどわかりませんが、ここで挙げた項目は十分な参考材料になるはずです。

それ以外にも色々細かい好印象・脈ありの態度はたくさんありますが、最低限この12個のサインを頭に入れておくようにしてください。

たとえ自分が好印象を与えられていなかったと知っても、であれば好印象を与えるためにできることをもっとやっていくという意識に繋がると思いますし、有効活用して頂けるのではないでしょうか。