二人のときは普通に仲の良い友だちのように親しく接していても、大勢の前になると一転して偉そうな、まるで自分が上であるかのような態度に変わる。

こんな人と出会ったことがある方は少なくないのではないでしょうか。

そんなとき、なぜこの人はこんなに二人きりのときと他に人がいる前とで態度が激変してしまうんだろうと、疑問に思うのと同時に人間性を疑いたくなるのではないかと思います。

ここでは、そんな二人きりだと大勢の前と態度が変わる人の心の中で意識されていること―男性心理・女性心理をお届けします。

大勢の前で態度が変わる男性心理

男性は自分を大きく見せたいと考えている人が多いです。

ですから、大勢の前では嫌みな発言を行い笑いを取るようであっても、決して嫌いだから行っているとは限りません。むしろその特定の相手に対するアピールであることも考えられます。

特に二人きりでは優しければ優しいほど、その可能性はぐっと高くなります。

大勢の前で何か目立とうとはやる気持ちから、弄ったような発言しか出来なくなってしまうのです。

自分としては、魅力的な自分をアピールすることができてるつもりだったりします。

ですがこの方法は大きなリスクを伴います。相手が心理に気付いた場合は可愛いと思ってもらえるかも知れませんが、気付かなければただ腹を立たせるだけです。

このような手段を取る男性は、弱みを見せることが苦手で見栄っ張り傾向が強いので、事前に性格を理解しておくようにしましょう。

 

逆に二人きりでは態度が優しくなる場合は、その相手に好意を寄せていると受け取って良いでしょう。

男性であればもっと仲良くなりたい、女性であれば恋心になります。

人前で優しくして好意がバレるのが嫌で、敢えてそういう素振りを見せないようにしている可能性が高いです。

逆に大勢の前の方が優しくされるようであれば「優しい性格をみんなにアピール」していることに結びつくので、見込みがあるかははっきりどうかはわかりません。

ただし、二人のときに優しくても弱い部分まで見せてくれるケースは、あなたのことを信頼している証でもありますがその気持ちは好意というよりも友情面に近いものである可能性があります。

 

大勢の前で態度が変わる女性心理

これは自分の方が上だという牽制アピールの可能性が高いです。

男性の時とは違い、大概は好意的な行動から来るものではありません。優越感に浸るために、相手を貶めている可能性が考えられます。中には、ストレスが溜まっていて誰でもいいから馬鹿にしたいと、発散目的で態度が変わってしまうこともあります。

つまりターゲット(標的)を定めて、そのターゲットの気分を害することで自分のストレスを晴らしたいのです。

なぜそれを二人きりのときはせず大勢の前ではするかというと、二人きりだと反撃をされたり喧嘩になる可能性がある、または微妙な空気になって場が面白くなくなるリスクを考えているからです。

このような女性は他の人からも嫌悪されていることが多いので、特に気に病む必要はありません。

 

逆に二人きりでは態度が優しくなるのは、気に掛けていて「もっと仲良くなりたい」という気持ちの現れです。あなたを気持ち的に頼っているとも取れます。

ですが大勢の前では打って変わって偉そうな態度に変わるようであれば、それは非常に虫の良いことですから、仲良くするのであれば少し考えるようにしてください。

そういう人物でも少なくともあなたを友達としていてほしいと思っていますし頼りにはしてるので、相手の意図を汲んだ上でそれを良しとするのであれば、それはそれで良いのではないかとも思います。

ですが、決してあまり信用できる人物ではないのでそこは気を付けてください。

 

まとめ

ここでは女性目線で説明しましたが、男性目線の場合でも大体同じことが当て嵌まります。

ただし女性が男性に好意を抱いている場合、普通は大勢の前で強さを見せてアピールしようとはしないので、その場合は単純に舐められてると考えた方が良いかも知れません。

 

二人きりのときと大勢の前で態度が変わる人も、異性であれば必ずしも問題ではなく、実は逆に好意の表れであるかもしれません。

しかし相手が同性の場合は、単純にストレス発散のターゲットにされているだけの可能性が高いので、人として疑った方が良いです。

平気で悪態をついてくる人は、どちらかというと今の自分の現状に満足していない人が多いです。満たされていないので他者を攻撃し、快感を得ているのです。

ただできればこういう人は避けて生きていきたいですが、社会ではなかなか避けられないこともあります。その場合は、人ではなく何とか自分の方を変えるためにできることはないかと考えるようにしましょう。