普段から他人と合うとおどおどしてしまう、という人がいます。
家族やもっとおどおどしてしまっているような人に対しては大丈夫なのですが、それ以外の人に対しては普通に接することすらできていないように伺えます。
そんなおどおどしいる人にはどのような心理があるのでしょうか。何となくイライラするという人もたまにいますが、それは何故なのか。
また、治すにはどうしたら良いのか。
というわけで本記事は、おどおどしてる人の心理、治すためにすべきことになります。
Contents
おどおどしてる人の心理の特徴
自分に自信が無く、周りが非常に気になる
すぐにおどおどする人は、自信が持てない心理を抱いているタイプが多いです。
かつ、周りの目も気になりやすい要素も加わっています。何か新たなことを始めようと意気込んでも、周りから冷ややかな目を向けれるようであれば、即刻中止にするくらいです。
他人の意見に非常に左右されやすい方とも言えるでしょう。
また、自分とは正反対の人間に対して強い憧れを抱くこともよくあります。しかし中々話しかける勇気が持てず、結局接点を持つ事が出来なかったという結末に至ることも多いです。
傷つきやすく繊細な心を持っている
おどおどしやすい人は繊細なタイプです。
故に、誰かに悪口を言われるものなら一日何も出来なくなるという、そんなガラスのような性質の方が多いです。
ただ、その一方で自分の心のみならず、他人の気持ちを汲み取るのも上手いという長所も挙げられます。しかし、それを口に出すことは少ないのが玉に瑕です。
このような方は一人で何かを作り出すという、アーティスト系のお仕事が向いていると言えるでしょう。ですが繊細な性格ゆえ、傷つきたくないと危ない道には自ら飛び込もうとは考えない傾向があります。
逆に言えば気の弱さや恐怖心を克服できれば、社会的に抜きん出るポテンシャルを秘めています。
周りにいる人たちを信用していない
すぐにおどおどする人は、他人に対してどこか信用できない、表向きは優しくても実はすごく意地悪な側面を持っていると思っています。
その原因は、昔誰かに裏切られた等、人間関係で辛い経験をした過去にあることが多いです。
そのトラウマが故に心を開くまでにはやや時間はかかりますが、深く傷付いた経験のある人は他人の痛みが分かるので、一度克服すればそれが長所として人間関係に生きてきます。
優しすぎる、角が立つことを恐れている
おどおどしやすい人は、実は他人に優しすぎることが原因であったりします。
たとえば、おどおどする代わりに堂々としていたり、ちゃんとし過ぎていると他の人が自分に劣等感を感じてしまうかも知れません。
また、堂々として自分を積極的に出していくことで、角が立って不本意にも人を傷付けてしまったり、敵を作ることもあります。
そういったことを考えすぎてしまって、結果としておどおどしてしまっているところはあります。
緊張感があり一ミリたりとも気が抜けない
いつもおどおどしてる人は神経質な気質の傾向が強いです。
人間関係で過去に何もつらい経験をしていないのに、なかなか他人がなかなか信用できず、どうしても警戒心を抱いてしまうという場合、それは気質です。
人見知り等のようなもともとの性格なところがあるので、この場合は克服するのがなかなか大変かも知れません。
おどおどする人にイライラする理由
おどおどしてる人に対してイライラするという人がなぜそのような感情を抱くかと言えば、これはおどおどすることが悪いことだと認識しているからです。
こういった人達は、おどおどしていると虐められたり、社会的に不利な立場に置かれるという恐怖から、自分は絶対にそうなっていはいけないと考えています。
家庭環境であったり、学校等でそういった価値観を持つようになったのでしょう。
つまり、彼らがイライラしているのはおどおどしてる人に対してではなく、過剰なおどおどに対しての嫌悪感なのです。
これは他の性質にも言えます。
たとえば天然というのは社会的に生きていくのが困難になると思われる性質なので、嫌悪する人は徹底的に嫌悪します。
しかしその一方で、天然な人は天才気質の人が多いのも事実なのです。
このように、全ての性質には悪い面と良い面、陰と陽があるので、悪い面(陰の部分)をなるべく消し、良い面(陽の部分)を伸ばしていくことを務めれば良いのです。
ただし、おどおどの場合はおどおどすること自体は良くないので、そこはなるべく治していく必要があります。
おどおどしてる自分を治す方法
おどおどしてしまう自分を受け入れる
まず、これは何よりもやって頂きたいことになります。
先述のように、おどおどしやすい人は繊細なタイプです。
また、過去のトラウマによっておどおどするようになってしまった人も他人の痛みを理解できる人間なるので、どちらにしても他人の心に敏感な、非常に優しい性質の持ち主になります。
ですから「自分には自分の良さがあるんだ」とそんな自分に自信を持ち、受け入れてあげましょう。受け入れることができれば、非常に楽な気持ちを得られます。すると自己肯定感が育まれ自分のことも好きになれます。
その上で、おどおどするところを治していくのです。
それが克服できたとき、「おどおどしないし他人の気持ちがわかる優しい人」となるので、良いとこ取りのとても素晴らしい人間になれますよ。
とにかく人と話す機会を作る
場数を踏むために、とにかく様々な人と話す機会を多く作りましょう。
その際に、おどおどしてしまうことを恐れてはいけません。「少しずつ前進していけば良いんだ」という気持ちで取組んでいくのです。
結局、人に慣れてくると心に余裕が生まれるので、自然とそのような性質は消えて行きます。
前向きになって、地道に経験を積んでいくことが一番の近道なのです。
慣れるためには、まず前向きになり自分を信じることを前提として、みんなはどういう風に話しているのかと、周りの人たちを観察するのが大切です。
その光景を自分の頭の中に取り入れて自分自身と重ね合わせることで、心の深い部分にスムーズなコミュニケーションのイメージが徐々に培われていくのです。
あと、もともとの性質である場合は本気で変わる気がなければ変わりませんので、とにかく本気の変わりたいという気持ちを持つようにしてください。
別に完全には克服できなくとも、変われた分だけ必ず人生に大きくプラスに働くので、無駄だと諦めずに継続的な努力されることをお勧めします。
男性ホルモンを増やす
もともとおどおどしやすい人は性質が女性的です。
性質が女性的な人が男性的な性質をもっと持つようにするための手っ取り早い方法は、男性ホルモンをもっと多く分泌させるようにすることです。
そのためには、筋トレをするのがもっとも手っ取り早い手段です。
筋トレは男性ホルモンの分泌と共に自分も力がついて自信になりますから、一石二鳥なのです。
ただしこの方法は解決策としてはやや強引なので、個人的にはおどおどしている自分もちゃんと愛するという努力もしっかりとした方が良いということを思います。
そうしないとおどおどに対する嫌悪が消えないので、たとえ克服できたとしても今度は逆に自分がおどおどしてる人を苛めるようなタイプになってしまう恐れがあります。
本気で直すぞという気持ちを持つ
とにかく、できる限り本気で変えてやるという気持ちを持つという方法です。
これは今まで挙げてきた対策と矛盾するように聞こえるかも知れませんが、結局のところ上で勧めている手段というのはやはり気持ちの面で強さがどうしても弱くなりがちであるという欠点があります。
自分を本気で変えたいと思ったら、一番大事なのは何よりも気持ちです。
ですから、本当に今の自分が問題だと思っているのであれば、そんなおどおどしてしまう自分に尊重の気持ちは持ちつつも、でもやっぱりこれは大問題なんだ、命懸けで変えないと周りからバカにされるし、異性にもモテずに虚しい人生になってしまう、と本気の問題意識を持つことです。
その気持ちが強ければ強いほど、直接的にであれ間接的にであれ確実に改善していくための助力として働きます。
前向きな言葉をかけてあげる(他者からのサポート)
おどおどしやすい人は不安や自信のなさを抱いているので、前向きな言葉を掛けてあげることが大切になります。
思考をポジティブ寄りに引き寄せられるので、本人が変わるための非常に良いサポートとなります。ですから褒め言葉等を用いて、定期的に言葉に出して伝えるようにしましょう。
まとめ
おどおどしてしまう自分は本当にカッコ悪くて自信もない駄目な人間、と考えてしまう人も多いですが、決してそんなことはありません。
おどおどする人は必ず優しい気質なので、そんな自分の良い部分に着目して自信を持つようにしましょう。
たとえイライラする人達がいても、彼らは彼らで自信がなく人格に問題を抱えていますから、決して自分が悪いと否定してはいけません。
とは言え、おどおどするタイプが人間社会を生きていく上で不利になるのは事実です。
時間は掛かるかも知れませんが、必ず少しずつ変わっていけるので、自分を信じておどおどを治せるように努めてください。
とにかく恐れず、場数を踏むことです。そして努力を継続しましょう。
たとえ完全に治せなかったとしても、変われた分だけ人生は確実に良い方にいきますから。
ただしもし完全に治したいなら、できる限りの問題意識と、強い気持ちを持つことです。