独占欲が強いタイプと付き合うと、色々と厄介なことがあります。
自分のあらゆる時間を監視されて、連絡をせず遊びに行ったり、ただ異性と挨拶しただけで嫉妬心からDVを受けてしまうというケースも聞きます。
ここでは独占欲が強い人の特徴や心理、そして付き合い方(対処法)や安心感を持ってもらうための方法についてご紹介しますので、パートナーに困っている人はぜひ参考にしてください。
また、パートナーではなく自分自身が独占欲が強い方かも知れないと心配している方も、参考にして頂ける内容だと思います。
Contents
独占欲の強い人の特徴や心理
自分以外の異性との接触を許さない
独占欲が強い人は、とにかくパートナーが自分以外の異性と関わることを許しません。
場合によっては道端で困っている異性を助けてあげただけでも怒る人がいます。
相手が周りに嫌われても自分だけに優しくして欲しい、自分だけを見て欲しいという気持ちが大変強く、付き合うと友達を失くしてしまう可能性があります。
付き合った異性の人数が少ない
独占欲の強い人は、得てして過去の交際人数が少なかったりします。
付き合った経験人数が少ないということは、恋愛経験が浅いということです。
恋人への接し方がわからないため、どうしても最初は「束縛」という考え方になってしまう人が多いのです。
ですが、この心理パターンは時間が経つにつれ自然と「そこまで気にしなくても大丈夫」ということがわかってもらえるため、さほど気にする必要はありません。
自分に自信がない
独占欲が強くなる原因として一番大きいポイントは「自分に自信がない」ということ。
自分に自信がない人は周りの男性(または女性)全てが自分よりも魅力的に見えてしまい、(パートナーが)自分なんかよりも他の人の方に魅せられてしまうのでは・・・といつも心配をしています。
そのため「どうにかして繋ぎ止めておきたい」という気持ちが前面に出てしまい、なりふり構わずパートナーを縛り付けるような行動や言動をとってしまうのです。
過去に浮気をされた経験がある
一度浮気をされた経験があると、それがトラウマになり「次に付き合う異性には絶対に浮気をさせないように」と、必死になりがちです。
しかしながら、そういう態度で接していると相手にとっては精神的苦痛になり、その束縛の態度そのものが原因で浮気されてしまう、ということもあり得ます。
そうなると完全に悪循環に陥ってしまいますね。
根底にある心理は不安と恐怖
独占欲の強い人に共通して根底にある心理は不安と恐怖です。
それは決してパートナーを100%信用していないからではありません。
もちろん、100%信用していれば束縛もする必要がないですが、別にそこまで信用していなくても束縛を厳しくしない人はいます。
独占欲の強い人の心理的な特徴としては、
・パートナーを失うこと
・傷付くこと
に対して、過剰なまでに恐れを抱いていることが挙げられます。
そしてその主な原因となる心理の一つが、自信のなさです。
それは主に自分自身の魅力的な部分の自信で、その自信のなさがきっかけで恋愛に対してマイナスのイメージが定着するようになり、
「(自分が原因で)浮気されるんじゃ・・」
という心配が常に頭から離れなくなってしまうのです。
あるいは、自分にはそこそこ自信があっても、逆にパートナーの魅力が信用できない場合もあります。
これはどういう意味かというと、決してパートナーに魅力がないという意味ではなくむしろ逆で、パートナーに大きな魅力を感じているので、恐らく異性に狙われやすいだろうと考えているということです。
そうなるといくら自分がそこそこモテてて自信があっても、自分よりもタイプの男や女にアプローチを掛けられて奪われてしまうかも知れない、と恐怖するわけです。
独占欲の強い男性との上手な付き合い方
異性の友人を紹介し一緒に遊びに行く
自分の友人は、彼氏から見ると「赤の他人」です。
そのため、自分の知らないところで話していたり遊んだりすると何をしているのかわからないので、独占欲の強い男性は不安になってしまうのです。
彼氏にわかってもらうため、安心してもらうためにはその友達を彼氏に紹介してあげましょう。
その友人に彼女がいる場合は、その彼女も一緒に誘ってダブルデートをしたり、他にも女性の友達を呼んであげるなど「男だけじゃなくて女の友人も沢山いるよ」ということを教えてあげて下さい。
自分にはどんな友だちがいるのかということを明確に伝えたり、わかってもらうことで前よりも嫉妬心は薄れていくことでしょう。
元カレの話はNG
これはあなたの彼氏が独占欲の強くない人だとしても話してはいけません。
男性は自分以前に付き合っていた男性の話は聞いても楽しくありませんし、興味が一切ないのです。
独占欲が強い人だと、少し話題に出ただけで「自分と比べられている。もしかしたら元カレの方に行きたいんじゃ・・・」と考えてしまうことも。
彼氏に安心してもらえるため、そして不安を与えたりプライドを傷つけないためにも、過去の彼氏の話ではなく現在の彼氏が「最高だ」ということを沢山伝えてあげましょう。
悩み相談を積極的に!
仕事や学校であった悲しいこと、悩み事はどんどん彼氏に相談しましょう。
独占欲の強い男性は「彼女に頼られたい・自分じゃなきゃ彼氏が務まらない」という気持ちも人以上に持っているので、たくさん彼氏を頼ってあげることであなたがどれだけ彼氏を好きでいるのかという気持ちがわかってもらえることでしょう。
他人に相談をしてしまうと「自分じゃ頼りないのか・・・」と落胆されたり「そこから浮気されるんじゃ・・・」という不安に繋がってしまうので、なるべく異性の友人に悩みの相談はしないよう気をつけましょう。
独占欲の強い女性との上手な付き合い方
遊ぶときは必ず詳細を説明して!
独占欲の強い女性は、自分以外の人と遊びに行くときにきちんと伝えないと「やましいことがあるんじゃ・・・」と勘ぐってしまいます。
そうならないためにも遊びに行くときは必ず
「誰とどこへ行くのか」「何をして遊ぶのか」「いつ帰るのか」
を明確に彼女へ伝えてください。
また、遊んだ後は
「こんなことをしたよ」「友だちがこんなことを言ってて面白かったんだよ」
と、遊びに行った「証拠」を話してあげましょう。
まるでお母さんと子供の会話ですが、これを繰り返すことによって少しずつ信用してもらえるようになり、最終的には
「○○(友だちの名前)と遊んで来るよ」
と言っただけですんなり「わかった」と言ってもらえるようになります。
また、友達がOKしてくれるなら「今度きみも一緒に行かない?」と彼女を誘ってあげるのも良いでしょう。
彼氏への対応でもご紹介したように、パートナーの友人がどんな人間かを知ってもらうことは「安心・信用」に繋がりますので、自分の交友関係については細かいところまで彼女に教えてあげましょう。
「彼女が特別」だということを意識して伝えましょう
多くの女性が思っていることかもしれませんが、独占欲の強い女性は特に「相手にとって自分が一番特別な存在である」ということを言葉や形で示してもらわないと気がすまない部分があります。
男の人は、気持ちを口にだすのは少し恥ずかしいかもしれませんが、毎日でも「しつこいなぁ」とは絶対に思われないので彼女が特別であるという気持ちを事ある毎に伝えてあげて下さい。
「好きだよ」「一緒にいると落ち着くよ」という言葉も良いのですが「愛してる」「食べちゃいたい」といった言葉は恋人の中でもかなり親密な関係でないと出てこない言葉なのでより効果的です。
褒め言葉もただ「可愛い」というのではなく髪の毛が綺麗、目がパッチリしてて可愛い、他の人よりも色白だね、など細かい部分に触れてあげるとより特別感が増します。
独占欲の強い人は先にも述べた通り自分に自信がない人が多いので、「愛されている」という自信を持ってもらうためにも愛の言葉や褒め言葉も具体的なもの、一捻りしたものを考えてあげましょう。
独占欲を抑えるためには、信用してもらうことが大切
独占欲が強い人の心理の根底には、不安や恐怖があります。
ですから束縛されたくない、もう少し自由にさせて欲しいと思うならば「自分は絶対にあなたを裏切るようなことはしない」という意思表示が必要です。
そのためには少しずつ「大丈夫だよ」ということを伝えていかなければなりません。
今回ご紹介した方法は安心してもらう・信用してもらうために大変効果的な方法ですので、独占欲の強いパートナーに悩まされているという人は是非実践してみましょう。
独占欲の強い人の多くは、わがままなのではなく「愛情表現が苦手な不器用な人」です。
あなたの気持ちをわかってもらい、安心してことができれば独占欲は自然と薄れていきますので、束縛にイライラしたりせず柔軟に接してあげて下さいね。