あなたの周りには、いつもではないけれども、ときとして喋り方がオネエ口調になる人はいないでしょうか。

オネエ言葉というのは同性好き系の男性が使用する言葉遣いであり、ほぼ女言葉と言っても過言ではないものです。それを男性が使うのは大きな違和感を感じざるを得ませんが、そういう人は意外と身近にいたりします。

特に、怒った際にはオネエ言葉になってしまう人はけっこういるのです。

本記事ではそんなオネエ言葉を使う男性について、その心理的特徴と例を挙げています。

 

オネエ言葉を使う男性の心理的特徴

実際にオネエである

まず実際にオネエの人は、やはりオネエ言葉を喋ります。

また、カミングアウトをしておらず隠そうとしていても、やはり根がオネエの方はついつい何かの拍子で本当の姿が出てしまうことがあります。

それがオネエ言葉である、というわけです。

もちろん、オネエ言葉を使わないからといってオネエでないとは限りませんが、オネエ的な性質は基本的に完全に隠すことは不可能なので、恐らく言葉遣いにない場合は口調にオネエっぽさが表れているはずです。

 

女性的な性格

内心女性的な要素を多く含んだ性格である場合も、オネエ言葉をよく使う傾向があります。

見た目からナヨナヨしていて女性的な言葉遣いをする人だけでなく、見た目はガッチリしていて男らしいタイプでも、内心女性的な要素が強い人は唐突にオネエ言葉になることがあります。

ただし、だからといってオネエであるわけではなく、あくまで女性的な要素です。

人間は誰しも性格の中で男性的な要素と女性的な要素を含んでいるのですが、このタイプの人は女性の方が強く出ているということです。

もう一つ加えると、女性的な要素の強い人にはなるべく争いたくないという平和志向の心理もあります。

オネエ言葉及び女性言葉というのは相手対してよりソフトな印象を与え、あまり感情を逆撫でしないので女性的な性格の人にとってはまさに打ってつけであるというわけです。

 

口癖になっている

環境等何らかの影響からオネエ言葉及び女言葉が口癖になっていることもあります。

この場合は特にこれといった心理はないように見えますが、実はその背景にストレスが隠れている可能性もあります。

ストレスというのは脳に意味不明な誤作動を引き起こすものであり、それがオネエ言葉を普段からよく使うという形として出ることも十分にあり得るのです。

環境等の影響で自然になってしまった場合は、指摘をして本人が自覚すれば治る可能性は高いですが、ストレスによって引き起こされた場合だとなかなか治すのが大変だったりします。

 

怒ったときにオネエ言葉になる理由

男性が特にオネエ言葉になり易いのは怒ったときになりますが、それには一つの大きな理由があります。

その理由とは、感情コントロールです。

怒ったとき、そのまま感情任せにすると

「うるせえな!」

「ふざけんなよバカヤロウ!」

「いい加減にしろよ!」

と言った具合の口調になります。

これではかなり相手を威圧する、敵意むき出しの態度になるでしょう。

その結果、「そんな言い方しなくても良いだろう」と完全な喧嘩に発展したり、最悪の場合だと関係の破たんにも繋がり兼ねません。

女言葉を使う男性の心理の2つ目のところで挙げているように、男性言葉はあまり平和的ではないのです。

そこで、その感情を上手く包み隠す役割を担うのが、オネエ言葉(女言葉)なのです。

 

怒ったときのオネエ言葉の例

怒ったときのオネエ言葉としては、

例を挙げると、

  • 何よ
  • 何なのよ
  • ちょっと
  • もう!
  • 好い加減にしてよ!
  • ふざけないでよ!
  • イライラしちゃう!
  • 何を考えてるのよ!
  • 何でそうなるのよ!
  • やめてよ

といった具合ですね。

これらのような言葉であれば、たとえ同じように怒りを表現するにしても、態度は威圧的ではないですし、相手もあまり傷付くことがないでしょう。

ですから、怒ったときだけオネエ言葉を使う人の真相心理には、そのイライラの気持ちをなるべく小さくして相手に伝えたいという意図があるのです。

そう考えると、ただ闇雲に奇怪な目で見る必要はないのではないでしょうか。

 

まとめ

オネエ言葉及び女言葉を使用する男性が、必ずしもそういう系の人ではないということがお分かり頂けたのではないでしょうか。

むしろ、相手と上手に関係を築こうという意思の表れであったり、感情を上手にコントロールしようという気持ちであったり、真っ当な理由であることの方が多いのです。

なので、もし自分の彼氏や旦那がオネエ言葉を使っていても、「キモイ!」とか「やめてくれる?」といった愛のない接し方をするのはやめましょう。

ある意味で、関係を壊したくないという努力の結果でもあるのです。