よく性格が捻くれていると言われる人がいますが、素直にありがとうを言わなかったり余計な一言が多かったりと他人を不快にさせるものです。

こういった方達はどのような心理の元、そのように捻くれた態度を取っているのでしょうか。

本記事では、ひねくれた性格の人の特徴的な心理と対処法(対旦那含む)をまとめました。

 

ひねくれた性格の人の心理の特徴

嬉しい気持ちを抱いてもストレートに伝えられない

ひねくれた性格の人は何かしてもらっても「ありがとう」と感謝する等、素直な気持ちを上手く言葉に表せません。

恥ずかしい気持ちが優先して出てきて「何でそんなこと言わなきゃならない」と結局はその考えに落ち着きます。よほどのことがない限り、自分からは他者を労う言葉、敬う言葉もかけません。

不器用な人であり、恋人が出来ても愛の言葉は滅多に言わないなど、愛想を尽かされてしまう場面もよく見受けられます。

 

みんなと同じことはしたくない

ひねくれた性格の人は、得てして個性を出したいという気持ちが人一倍強く、みんなと同じレールには乗りたがりません。

変わったことをするのはかっこいいという価値観があるので、安定した人生を酷く嫌ったりします。

このような価値観の根底には、右向け右と言葉をかけられるものなら必ず左を向きたがるひねくれた心理があります。

もちろん、才能がある方であれば適材適所に収まることで上手く開花させることが出来るのですが、才能もないのに変なプライドだけは高い場合、よほど血の滲むような努力をしなければただの社会のはみ出し者になってしまいます。

 

ミスをしても誰かのせいにしたがる

失敗は誰しも経験することですが、ひねくれ者の方はそれを認めようとはしません。

また、誰かのせいにしたがり自分は責任から逃れようと必死になります。

頑固な一面も見受けられ、謝罪の言葉を伝えようとは一切考えません。立場が追い詰められれば逆ギレをするというように、何が何でも自分の面子を保ちます。

 

他人の幸せを素直に喜ぶことが出来ない

根がひねくれた性格の人にとっては、たとえそれが友達であっても他者の幸せは自分の喜びではありません。それどころか、酷い場合はむしろイライラさせる要因となってしまったりします。

中には身内の幸せも素直に喜ぶことができない人もいます。

誰かが嬉しがれば、その都度自分の立場と比べてしまうので、不幸ということが更に際立ってしまうのです。

なので「裏がある」「こんなのはおかしい」という考えも抱くなど、負の感情が心の中にあります。

ひねくれた性格の人の対処法【共通】

素直な心で常時接する

ひねくれた態度にムッとせず、むしろこのような内面になって欲しいと、自らが手本となり素直な心で接します。

感謝の言葉は得られないのは当たり前。むしろ言い返してくることも想定内。さらに「ありがとう」と言ったり、「いつも頑張ってるね」と褒めてあげたり、というように心を広く持つようにします。

すると時間は掛かりますが徐々に心が動かされ、だんだん素直に心を開くようになってきます。

完璧に治らなくとも、必ずある程度は改善されるので方法としては理想になります。

ただし自分がまず成長しないといけないということで、そこはハードルの高さはあるかも知れません。

 

あえて何も反応しない

ひねくれた性格の人のあまのじゃくな一面に振り回されたり、何か言葉を返すより、できるだけ関わらないようにと反応を薄くする方法も効果的です。

ひねくれた人は意外と寂しがりであったりするので、相手にされていないことを感じると動揺します。

そして「素直にならないと見捨てられてしまうかも」と恐怖心を抱くので、ひねくれが完全に治るとはいかないまでも、かなりマシになることは期待できます。

わけのわからない言い訳等をされるとつい色々言い返したくなってしまいますが、一度グッと意見したいところをこらえて、他人事のように「ふーん」と受け流してみましょう。

 

時間をかけて離れるようにする

もちろん、ひねくれた性格の人から離れるのも一つの手段です。

人によっては、ひねくれ者の方と一緒にいるとストレス等から心身共に身体を壊してしまうことにもなり兼ねません。相性が合わないと瞬時に察知したら、別な人といるように努め、相手の元から離れていく決意を固めます。

ただしその場合、いつも側にいる方であるなら、不自然に距離を取れば逆鱗に触れてしまうことになり兼ねます。ですから、なるべく時間をかけて離れるよう意識しましょう。

 

ひねくれた性格の人の対処法【旦那】

何か言い始めたら違う部屋に行く

いつものひねくれパターンが出たと感じたら、そのまま話に乗ったり何かアクションを起こす前に、違う部屋に移動します。

相手も聞く人がいなければ、そのまま話をヒートアップさせることもありませんし、あなたも不快な気持ちをそれ以上抱くことも無いです。

お互い気持ちが落ち着いて、話をしてもいいなと感じたら、また顔を合わせるというように、程よい距離感を忘れずにいましょう。

 

美味しい物(好きな物)を食べさせる

疲れていたり空腹加減に拍車がかかれば、更にひねくれ度も増してしまいます。

ですからこれ以上悪化させないようにと、美味しい(好きな)料理を作ったり、時にはケーキを買って来たりと、食事事情には力を込めましょう。

お互い満腹になれば、いつも嫌だなと感じている性格にさえ、意識が向かなくなります。

また、食べている間は会話も明るいものを話しやすい傾向があるので、場も穏やかだったりします。

 

まとめ

ひねくれた性格の人は、見方を変えれば可愛い性格が秘められているので、母性本能がくすぐられることもあります。

ただしそれはあくまで恥ずかしさで素直になれなかったり、意地になっていても後になってちゃんと誤ってくるとか、軽度のひねくれ具合の人に限ります。

重度のひねくれた性格の人はさすがに可愛いとは思えず、ほとんどの人にとってむしろ関わるのを拒絶したくなるでしょう。

できれば本人のためにも変えてあげたいところですが、その方法としては強引なやり方では逆ギレされるだけなのでほぼ不可能です。自分がお手本として、理想の姿を見せることで自分の未熟さに気付きを与えて変わってもらう方法が最善策になります。

それが自分には無理だと感じたり、あるいはそれでもどうにもならないと感じたら、上手に離れるのも一つの手段です。ぜひここで挙げた対処法を選択肢として頭に入れておいて頂けたらと思います。