夫婦というのは通常役割分担がなされていて、日本では夫がメインでお金を稼ぎ、妻は主婦として家事をしたり子供の面倒を見るというスタンスが一般的です。

中でも家庭の切り盛りに専念するのは専業主婦と呼ばれますが、その場合は家にお金を入れていないわけですからせめて家庭のことくらいちゃんとやらないと役割分担がフェアじゃなくなってしまいますよね。

ですから、専業主婦でありながら家事をちゃんとやらなかったり、子供の面倒を見なければ夫婦関係に大きな亀裂が入るリスクは非常に高いと言えるでしょう。

そこで当記事では家事をしない専業主婦の嫁の心理的な理由と対処法をまとめましたので、もしご自身の妻がそんな状態であればぜひ参考にして頂けたら幸いです。

 

家事をしない専業主婦の理由と心理

責任感がない

主婦という責任感がなく、独身時代に戻ったような気持ちを抱いている。

自分があくせく家事をこなさなくても、何とかなるだろうという呆気らかんとしたところも。責任感が著しくかけてしまうと、日々の行動にも影響が出てしまい、家事もおろそかになってしまいます。

しっかりしなきゃという気持ちが再び芽生えれば、メリハリがつくようになるでしょう。

 

何をしても許されると感じているから

旦那が自分のことを好きだと感じており、どんなにだらしなくてもありのまま愛してくれていると実感している。

許される存在だと思い込んでしまえば、頑張ろうという気力も湧きません。

今いる場所に安心感を得ており、危機感を抱いていないのです。

結婚しても、元はと言えば他人である二人が一緒になったということなので、今後どのような状況に陥るか誰にもわかりません。そのような気持ちが心に湧き起これば、家事にも前向きに取り組むでしょう。

 

夢中になっているものがある

家事を後回しにしたくなるほど、夢中に感じているものがある。

習い事、ドラマ、スマホゲームなど、熱中しやすい性格の人であればのめりこんでしまいやすいです。

切り替えを上手に行うことが苦手なので、ズルズルと続けてしまいます。そうなれば家事に取り組むことは困難。取り掛かっても手抜きな内容になってしまうでしょう。

人によっては飽きるまで、他のことに意識が逸れる事はないので手を焼いたりします。

 

夫に対しての愛情が薄れ・不満

言わないだけで夫に対して気持ちが薄れてきた、あるいは不満が溜まっているので、せめてもの抵抗という事で家事に積極的に取り組もうとしない専業主婦の方です。

このような嫁は子供に対しては料理、洗濯などきっちり行うのですが、夫に対しては投げやりになりがちです。

愛情がなくなってきた、あるいは不満が溜まっているというアピールを、行動で示しているケースもありますが、鈍感な夫であれば気づく事は少ないでしょう。

その場合悪循環に陥り、さらに家事を行おうとは考えません。愛情が薄れてきた理由は、一緒にいる時間が極端に減ったり、女の影を薄々と感じていることも。

 

心の病を患っている

心の病が原因で、家事をしない、というより家事ができない専業主婦の方です。

うつ状態、何もしても楽しいとは感じませんし、自分自身にプレッシャーをかけてしまえば、重荷に感じて中々行動に移せなかったりします。

病が進行してしまえばベッドから起きるのもままならなかったり、消えてしまいたいと感じるようにもなります。

自分自身で気がついていないケースも多く、ただちに病院に受診したいところですが、そのような考えも浮かんできません。

はたから見ればサボっていると捉えられることもあり、さらなる追い討ちは病を悪い方向へ進ませてしまいます。

 

 

家事をしない専業主婦の嫁の対処法

「一緒にしよう」と自分も取り掛かる

「〇〇してくれる?」と一方的に頼る姿勢を取らず、自分も一緒に行う形を見せましょう。

そうすればやる気を見せてくれますし、夫にだけ頼るわけにはいかないと「後は私がする」と熱を出してくれるでしょう。

いくら専業主婦だからといって、一方的に任せて全部やって当然と考えるのはさすがに横柄な態度です。

また、同じ時を共有することが出来るので、夫婦仲もより深めることが可能です。

妻目線として「頼りになる夫」と改めて惚れ直すことが出来ますし、旦那目線であれば「こんな大変なことを毎日やってくれたんだ」と労う気持ちを抱くでしょう。

 

一方的に責めたりしない

一番行なっていけないことは、相手を追い詰めるかのように責め立てることです。

逃げ場を失ってしまえば窮屈な気持ちに陥らせてしまい、その寂しさを埋めるために、突飛な行動を起こすこともあります。怒鳴ったり、勢いに任せて不満を羅列するような言い方も控えましょう。

確かに専業主婦なのに家事をしないというのは、普通に考えたら何をやっているんだということになりますが、尊重する気持ちを忘れないようにしてください。

 

共感してからやる気を起こさせる

なぜ専業主婦なのに家事をしないのかという話題にさり気なく引き寄せ、不満を口に漏らしたところで、共感の意思を見せるようにします。

「大変だったね」「お疲れ様」というように労いの言葉をかけても良いでしょう。

女性は解決策を出されるより、自分の考えに同調して欲しい心理を持っているので、まずは共感している姿を見せ、その後どうして欲しいのかやんわりと伝えるようにします。

そうすることで波風を立てることも無くなります。

 

自慢の奥さんということを伝える

好きだという意味合いも込めて、大切に感じている気持ちを伝えましょう。そうすることで愛されていると実感することが出来ますし、夫の為に頑張ろうと家事にもやる気を見いだせます。

知り合いに自慢の奥さんと伝えたという意思を見せるのも良いでしょう。

いずれうちに連れてくるかもしれないという危機感を与えることが出来ますし、家のことにきちんと取り掛かろうと感じてくれます。

 

数々の実績を褒める

「この前手作りしてくれた〇〇が美味しかった」「また食べたい」というように、実績を褒めてあげましょう。

料理以外にも、様々な言葉を当てはめて伝えるようにすると、認めてくれたんだと思わぬ嬉しさを感じます。

もっと褒められたいという感情が芽生えますので、今まで以上に張り切ってくれることでしょう。

一度自分で行なったもの、ということなので、失敗することもありませんし、プレッシャーがのしかかることもないです。

 

離婚という手段は

嫁が家事をしない場合の離婚については、単純に理由がそれだけであれば成立することはほぼ不可能です。

仲がかなり悪くなって相手も同意しているのであれば別ですが、そうでなければ無理でしょう。

しかしながら、専業主婦となると話は別です。

しかも子供にあまり手が掛からなくなった時期であればなおさらです。

もちろん、それ以外に何か重要な役割を担っているのであれば良いのですが、そうでないのであれば旦那ばかりに仕事を押し付けているわけですから、かなり不自然な関係性であることは明らかです。

ただし、それをはっきりと客観的にそうであるかを証明する必要があります。

たとえば部屋の写真や食事の内容を撮影したり、嫁がどのように家事を拒否しているかがわかる会話を録音したり、しっかりと問題点をまとめて、説得力ある内容の文を作る等。

しかしここまでする必要があるわけですから、こんなことをしているのが嫁にバレたらその時点で関係が破たんして、どちらにしても離婚できる可能性は高いでしょう。

信頼関係はほぼありませんからね。

しかしこれはもちろん最終手段なので、その前に自分にできることを全てやってみてください。

もしそれを拒むのであれば、あなた自身にも落ち度がある可能性があります。

 

まとめ

専業主婦であるのにも関わらず家事をしないというのは、やはりパートナーとして関係が歪であると考えるのは自然なことです。

しかし、だからと言ってなぜ家事をしないんだろうと一方的に責め立てず、逆に「一緒に行おう」「いつもありがとう」というように温和に接する方法を心がけて下さい。

そうすることで、妻の方が「頑張らなきゃ」というようにやる気をみなぎらせることもあります。

一緒にいる時間を増やしたり、今まで以上に家族サービスを行うことで家庭の雰囲気も明るいものに変わっていくでしょう。

多くの場合は旦那にも責任があるので、このような努力をすれば解決します。

それでもだめなら、もう一歩踏み込んだ離婚という選択肢も視野に入れても良いかも知れませんが、まずは自分のできる努力をするのが先決だと思いますね。