お金に対してルーズで、だらしがない人。
それなりに収入はあるはずなのに、なぜかいつもお金がないと言っていて、挙げ句には貸してほしいとせびって来ます。
そんな人が身近にいた場合は、けっこうなストレスの種となることは想像に難くありませんよね。
たとえ自分であっても、そんな自分の性格が嫌だと感じている場合もあるでしょう。
ここでは、お金にだらしない人の心理の特徴と、そのような問題を抱えた自分や、彼氏や旦那を治すための方法をまとめましたので、もし該当者が身の周辺にいるのであれば、ぜひご参考ください。
お金にだらしない人の心理の特徴
お金にだらしない人というのは、お金を必要以上に使ってしまいます。
その結果、月末になるといつも金欠になったり、さらに酷い場合だと常に借金を抱えていたりすることになりますが、この場合、まずそれが無意識からなのか意識的になのかに分ける必要があります。
無意識的な場合
無意識的な場合、自分ではそれほど無駄遣いしていないつもりなのになぜか意外と出費が多かったりします。自分の中で当たり前のように使っている余分な出費に気が付いていないのです。
なぜそうなるかと言えば、お金を使うことに対しての意識が低いからです。
お金を使うことに対して意識が低いから、抑えられる出費を抑えようとしていないのです。
たとえばある商品について、隣の店で買えば半額なのにわざわざ倍もする店で買ったりします。
普通だったら、その店の値段は妥当か他はどうかと考えますよね。特に高い買い物であればそうだと思います。
でもこれも無意識的にやってしまっているので意外と気が付いていないのです。
また、誰にでもお金を貸す気前の良さはあるのですが、それを周りの人たちから利用され、しかも貸した本人もお金を貸したこと自体を忘れてしまったりします。
意識的な場合
意識的な場合については、恐らくもともとお金にだらしない性格であり、それを自分でも自覚しているのですが、「自分はこういう豪快な人間だから」「お金を使うことは良いことだ」等と、それほど問題視していないことが多いです。
こういう人は、自分の出費の多さを「付き合いとかあるし」「仕事でストレス溜まるし」と言い訳をします。
しかしながら、付き合っている同僚や友人よりも明らかに無駄な出費が多かったりするのでただの言い訳に過ぎないことは明白なのですが、それでも本人はなかなかそれをやめようとしません。
共通して言える心理
共通して言える心理としては、実はお金を使うこと自体がすでにストレス発散になるので、それを無意識に理解しているから何となくやめられないところがあります。
また、羽振り良くお金を使って周囲にちやほやされたい・ケチな人間だと思われたくない・お金を持っていると思われたい等の見栄からくるものもあります。
こういった心理はどちらかと言えば女性よりも男性の方が強いのと、あと男性の方が自分自身が収入源になっているケースが多いので、どうしても「自分で稼いだ金を自由に使って何が悪い」ということになりがちです。
お金にだらしない人を治す方法
まず無意識にやってしまっている人やお金を使い過ぎることに問題意識を持っている人であれば、普通に意識付けをさせることで改善する可能性があります。
一つ一つ本人がどんなところにお金を使っていて、それは必要なのかどうなのかをちゃんと改めて考えさせることで、意外と全く問題なく防げる出費が多くあることに気が付きます。
と同時に、お金に対して意識がより強くなって、大事にするようになることが期待できます。
単純にお金を使うことが癖になっている場合も多いので、シンプルに行動を強制的に変えることで解決するケースも多いです。
ですから、妻であれば、当然ながら妻が旦那の収入を管理して小遣い制にする、あるいは小遣いを減らすのは一番手っ取り早いです。
なかなかさせてくれないときは、旦那がどれだけ余分なお金を使っているか、他の同じような立場の旦那と比較してどうなのか、その結果として今家計がどのようになってしまっているのか、というところをしっかりと固めておいて、理屈で説得すると良いでしょう。
ただしここで責めるように言うのは駄目で、旦那も開き直って逆に頑固に受け入れなくなってしまう可能性があります。
ちゃんと家族を養ってくれていることには敬意を示しながら、あくまで理解してもらって説得するという姿勢が大切です。
また、お金を使うことをストレス発散の手段として利用している場合は、それを無理にやめさせてしまうと他に反動がきます。
イライラしたり嫌味を言うことが増えたり、急に妙なことをやり始めたりする場合は、反動と思ってください。
ですから、他にストレス発散の手段を一緒に探してあげたり、本人がストレスをあまり溜めないようにする考え方を取り入れたりすることが根本的な解決策になってくるでしょう。
理解をしてもらう
お金を使うこと自体に問題意識を抱いていなかったり意識が弱かったりすれば、たとえ意識付けしようとしたところで意識しないか、もしくは意識が非常に弱くなってしまいます。
それでは恐らく改善していくことはないでしょう。
ですから、まずなぜもう少しお金に対してきちんとしなければならないのか、またはしてほしいかということを、きちんと説明して、理解と納得をしてもらうことが必要になってきます。
そこで本人の哲学的なところでお金に対するルーズさを価値だと認識しているなら、正直なところ変えるのはかなり難しくなります。
自分も努力をする
ほとんどの場合において、お金にだらしない人がお金を使う量を減らせばよりストレスを溜めやすくなります。
ここで一番心掛けて頂きたいのは、たとえば自分が妻であれば、妻自身が夫に対する接し方を変えることです。
たとえば、仕事で疲れて帰ってきたところに色々な話を持ち掛けたりしたらストレスが溜まります。ご飯と風呂の用意ができていないよりもできている方が当然気分は良いでしょう。
また、夫がやめてほしいと言ってきたことに対してはやめるというのも一つです。
結局のところ、旦那が自分の使えるお金を減らすということは、それは旦那にとっての努力になります。
であれば、自分も同じように努力するという姿勢を見せないとフェアではありませんよね。
もし消費を抑えることが旦那の美学に反するなら、なおさらです。
もちろん、これは自分の彼氏であっても、あるいは自分の他の家族であっても同じことが言えます。
「それはあなたの問題であって、私は関係ないじゃないか」という態度ではいけません。
もしそんな風に考えている場合は、そのような相手ばかり悪者にする態度が、お金にだらしない本人が自分を改善しようとする気持ちを奪っているということを自覚してください。
相手を変えたいのであれば、まず自分が変わること。
これは何事にも言えることですね。